ピープロテイン(えんどう豆プロテイン)はまずい、という声は、トレーニーを中心、にここ10年間語られてきました。
アルギニンが豊富なため、成長ホルモンを分泌させようとするアスリートや健康志向の方がピープロテインに挑戦しましたが、継続的に挫折してきた人が多かったのも、大抵は「ピープロテインの味」が原因でした。
しかし、時代は代わり、ピープロテインが美味しい時代がきています。
そこで今回は、ピープロテインの味の歴史に迫ります。
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ピープロテインは事実、まずかった
ピープロテインとは、そもそも黄色エンドウ豆と呼ばれるエンドウ豆を使ったタンパク質のことです。これを粉末にする技術は、2000年代から欧米や欧州を中心に開発されてきました。
対するホエイプロテインは40-50年以上歴史があります。したがって、そもそも「おいしさ」を追求している時間がホエイプロテインの方が長いので、相対的にピープロテインよりも美味しく、2000年代初期は「ピープロテインはまずい」と言われる原因になってしまいました。
ホエイプロテインも最初はまずかった
ところで、読者の皆さんはホエイプロテインがで始めた頃をご存知でしょうか。1990年代のプロテインを飲んだことがあるかどうかはわかりませんが、ホエイプロテインもそのころは、非常にまずいものでした。
しかし、国内では乳業系の会社を始め多くの企業が味について研究しました。
その結果、2000年頃には美味しいプロテインが続々と登場し、今ではまるでジュースのようなプロテインも増えました。これらは全て、企業の努力の賜物なのです。
今のピープロテインは、美味しい
こういったプロテインの味付けの歴史の中で、2015年頃からは、ピープロテイン も一気にそのシェアを拡大してきました。これによりヨーロッパやアメリカ、カナダではエンドウ豆農家が増加し、味付けもかなり研究が進みました。
そして結論から言うと、今のピープロテインは、美味しいです。もちろん豆特有のザラザラ感はありますが、10年前と比較すると圧倒的なおいしさを実現できています。
ナチュラルはいつの時代も、トレーニーだけ
余談ですが、全てのプロテインにはいわゆる「ナチュラル」と呼ばれる全く味付けがされていないプロテインがあります。これは基本的にはタンパク質としてのコストパフォーマンスは非常にいいものの、味付けが全くされていため、ホエイでもピーでも飲み切るのは至難の技です。
もし、味は全く関係ない。という方がいたら、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
確かに、2000年代まではピープロテインはまずいものでした。しかし今では、国内ではANOMAプロテインもアマゾンで4.8以上の評価を獲得(2019年10月時点)するなど、味付けに改良が進んでいます。
ぜひ、地球のため、そして体のために、ピープロテインにトライしてみてください。